神山典士の作文教室通信、#5 (2020年1年23日)

神山典士の作文教室通信、#5 (2020年1年23日)

「3月30、31日開催、春の到来を描こう、坂戸市作文教室合宿が決定しました」

みなさんこんにちは。新年も一カ月がたとうとしています。いかがお過ごしですか?

昨年末から新年にかけて、神山は都内私立大学のゼミでの「就活エントリーシートの書き方講座」、文京区作文教室、世田谷作文教室、を開催してきました。またつづり方教室を手がけている先生方との勉強会「豊島区作文の会」にも参加しました。

それらの報告も兼ねて通信します。

1、3月30、31日、坂戸市作文教室合宿の開催が決定しました。

「五感を使って春の到来を描こう」

早春の里山に入って古民家で合宿しながら「春の訪れ」を文章にしてみませんか?

野山を歩いて薪でご飯を炊いて農作業も体験して、全身で「春」を感じて表現します。

対象は小学校3年生から6年生(兄弟姉妹で参加か保護者参加の場合は小学1年生から可)。

五感を使ったメモのとり方、3つの箱を使った構成の仕方、心の動きを掘り起こす対話型の指導を行います。

保護者の参加も大歓迎。子どもたちと一緒に文章に向き合って、家で作文指導する際のコツを会得してください。(作文指導アシスタントやボランティアスタッフが付き添います)

・期日、2020年3月30(月)、31日(火)

・宿泊地、東松山「比企自然学校里山センター」東松山市岩殿142

・指導、神山典士、ポランティアスタッフ

・定員、子ども15名、保護者5名、(アシスタントとスタッフは7名)

スケジュール

30日、9時、東武東上線高坂駅集合、徒歩で「比企自然学校」へ。

午前中~作文の書き方の「講座1」~エア縄跳び、エアキャッチボール等。五感を使ってメモをとる、3つの箱を使った構成等の説明、昼食~手作り薪ストーブピザ

午後~里山歩きへGO!子ども動物自然公園、岩殿観音、市民の森、ピースミュージアム、クロスカントリー等。薪拾い、自然観察等

夕方、帰館。薪割り、食事(竈でご飯炊き、おかずづくり等)、お風呂炊き、

食事、入浴、レクリエーション

20時、「作文講座2」~メモを整理しよう、ポストイットに写す、21時、就寝

31日、7時、起床、散歩、朝食(牛乳パックホットサンド)

午前中~稲葉農園出発、農業体験、昼食~餅つき等、

午後~比企自然学校帰館、「作文講座3」~メモをポストイットに写す、対話(どんなことを考えた?何を思った?感じた?)、ポストイットを3つの箱に張り付けて構成、執筆

16時、終了式、(お迎えの人はここで保護者引き渡し)、17時、高坂駅着、解散

終了後に、作文集を編集してお送りします。出来上がった作品の添削指導→返信もします(予め切手を貼った返信用封筒を用意してください)

参加費

・子ども9800円、(宿泊費、子どもは寝袋です。稲葉農園入場料、食費4食分、作文材料費~原稿用紙、ポストイット、(メモ用ノート、筆記用具は各自)、移動交通費~電車代は各自、稲葉農園往復、・大人は10800円(布団で寝ます)

主催~お問い合わせ、申し込み

高橋泰子、ECC坂戸教室主宰

株式会社バザール、神山典士
170-0011 豊島区池袋本町4-47-12-1603
email : mhd03414@nifty.com
mobile: 080-3252-7449

2、現役大学生の文章力

縁あって、某私立大学の文系ゼミ2,3年生の学生を対象に「就活エントリーシート講座」を開いています。その中からこんな作品をご紹介しましょう。

「私は××サークルで日々練習を参加する中で練習の参加率をあげるためには学祭がいい機会であると考え、学祭責任者に進んで取り組みました。具体的に申しますと、××サークルのメンバーは1年生から4年生あわせて100名と規模が大きく、去年は学祭をしたことがありませんでした。学祭を実施するのは1年生と2年生の50名です。チームの全員と関わることによって練習に対しての思いはあるが、学祭を行う思いがない困難に直面しました。原因を探ったところ、学祭の必要性や後輩の立場にとっては行きづらい事に気付きました。そこで、学祭の売上によって週1回の練習が週2回に出来る必要性を共有し、先輩後輩の壁を無くす空間作りや、モチベーションを上げる工夫を行いました。具体的に同い年へ積極的に後輩に対して話しかけるように呼びかけを行ったり~」

いかがでしょうか?「てにをは」の使い方に始まって、微妙に文章の係り受けの関係がずれている、文章が捩じれている、言葉足らず、敬語の使い方に難あり等の課題があることがわかります。これを書いた学生はサークル活動にも熱心で、前向きな子です。それでもこの文章を人事担当者に読まれたら、正しい評価が得られないかもしれません。この子にはポイントを指導することで、二度目には素晴らしい文章が生まれてきました。

「中高一貫校」を特集した今週号のアエラ(1月27日号)に、「いい学校ほど「書く」を習慣化」というタイトルの記事があります。中学受験をテーマにした受験のプロ3人の鼎談です。「書くことで自分の内面と対話する」「書く作業は言語を思考のツールとして使いこなすための訓練」「そこに労力をかけて教育の軸を置くのは本気な学校」と語られています。

ここ数年PISAの学力調査で日本より上位に位置するフィンランドでは、幼児のころから大好きなぬいぐるみを一晩図書館が預かって、ぬいぐるみが読書を楽しんでいる様子を写真に撮り、本人に返すことを徹底しているとか。幼児のころから本に親しみ、日記や文章を書き、トータルで子どもたちの「読解力」を養成しているのです。

子どもたちに対して「書かせる」機会と「読む」機会を数多く用意すること。書くことで「考える力」を養うこと。今後の国際社会をイメージして「表現力」を養うこと。

それらが教育の大きなポイントとなります。

3、作文教室、参加者募集中です。

世田谷区教室(世田谷区若林)
次回は2月23日日曜日、10時~12時、会費3000円、
問い合わせは幹事・三上さん

・文京区教室(文京区千石大原地域センター)、

次回は3月に開催します。
詳細は幹事遠藤さんにお問い合わせください。
会費2500円

※みなさんの地域でも教室を開いてみませんか?  原則5人以上子どもが集まったら出張教室に伺います。経費はご相談で。

※遠隔地のお子さんには、作品をメールしていただき添削するコースもあります。

ぜひお問い合わせください。お待ちしています。

相談お問い合わせは
神山典士
080-3252-7449まで。

・神山典士の作品

「もう恥をかかない文章術」(ポプラ社)

「作文と読書感想文の書き方」 (2018年11月19日号アエラ(朝日新聞出版))

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